手柄山交流ステーション

鉄道関連施設めぐり、兵庫県の手柄山交流ステーションです。

手柄山交流ステーションは、かつて運行されていた
姫路市交通局モノレール線に関する資料を展示する
施設です。場所は、路線の終点だった手柄山で、
保存されていたホームと車両を活かす形で、展示施
設が整備されました。水族館に隣接し、そちらは
有料ですが、こちらは無料で見学できます。

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建物全景

展示の目玉のモノレール車両。車両はロッキード式で、
羽田などで見られるゴムタイヤではなく、鉄輪で走行
します。同じ方式のモノレールは、小田急の向ヶ丘遊園
で走っていましたが、こちらも廃止となっています。

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入口から見た車両
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ホームから見た車両
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車内

ホームも、現役当時のものを利用し、かつての広告などを
復元。開業当時の雰囲気が感じられます。

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ホーム
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駅名標

壁面には車両の部品や、歴史を示す資料などが展示
されています。そもそも、モノレールは、大阪万博
の後に行われた姫路博のアクセス用路線として開業
したもので、姫路博の概要などもわかります。

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部品展示
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姫路博の展示

建物の裏手の屋外には、車体から外された台車が展示
されています。実物を見るとかなり大きなものですね。

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台車

廃止から、かなり時間が経っていますが、遺構はいく
つか残っています。写真は撤去未了のレール部分です。
運行開始から休止まで、期間が短かったため、資料等も
少ない路線でしたが、こうした形で公開されたのは
喜ばしいことです。


アクセス:山陽電気鉄道手柄駅より、徒歩10分
     JR山陽線姫路駅より、徒歩25分
     ※他に路線バスもあり。姫路市水族館を
      目標に進むと良いです。
公開日時:9:00〜17:00
     火曜定休(祝日の場合は翌日)、年末年始
料金  :無料
満足度:★★★
(2011年10月訪問)

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未撤去のレール

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