名鉄 旧美濃駅

鉄道関連施設めぐり、岐阜県の旧美濃駅です。

名鉄美濃町線は、岐阜市内の徹明町と美濃を結んでいました。
路線は1999年に末端の関−美濃、2005年に残りの全線が
廃止となりましたが、終点の美濃駅は駅舎が残され、構内に
縁の車両が保存されています。

MINOMA01.JPG
駅舎
MINOMA02.JPG
構内

モ593号は、路面タイプの車両です。徹明町−新関間は、
新型車が入っていましたが、末端の新関−美濃間はこの車両が
主力だったように思います。路線廃止後、一部は土佐電気鉄道
に譲渡され、未だ現役で活躍しているとのことです。
塗装は現役時代は赤一色でしたが、廃止前に登場時の塗分が
再現され、それがそのまま残されています。
MINOMA03.JPG
モ593
モ800号は、元札幌市電。2両の連接車で、収容力を活か
して徹明町−新関間で活躍。また新岐阜へも乗り入れていま
した。残されているのは先頭部のみですが、北国らしい優美
なデザインが印象的です。
MINOMA04.JPG
モ800先頭部
モ512号は、鉄道線タイプの車両で、旧谷汲駅で保存され
ている、モ514号と同型車。カーブした前面と、側面の
丸窓が印象的です。後年は路面電車タイプの車両が主力となり
当線で活躍する機会は減っていました。車内は鉄道関連グッズ
の置場となっています。
MINOMA05.JPG
モ512
MINOMA06.JPG
同車内展示
モ601号は、美濃町線(600V)から各務原線(15
00V)経由で新岐阜(現名鉄岐阜)乗り入れのために
開発された複電圧車。路線の制約から小さな車体に機器を
目一杯詰め込んでおり、細面の前面と合わせて強烈な
印象があります。屋根上にも抵抗器が載せられ、冷房は
無く、非常に暑かったです。
MINOMA07.JPG
モ601
駅舎は、現役の頃の木造駅舎が残され、昔の雰囲気が
漂っています。管理は、鉄道グッズ販売の会社が請負い、
やや雑然とした感じですが、貴重な車両達が残されて
いるのはありがたいです。


訪問日:2008年8月
アクセス:長良川鉄道美濃町駅より、徒歩10分。
公開日時:火曜休館 9:00〜16:30
料金:無料
満足度:★★★
MINOMA08.JPG
駅舎内
MINOMA09.JPG
時刻表
MINOMA10.JPG
プラレール

博物館・資料館一覧へ戻る   廃線一覧へ戻る   トップへ戻る