三池炭鉱三川坑跡

鉄道施設めぐり、福岡県の三池炭鉱三川坑跡です。

三池炭鉱三川坑は、石炭採掘で栄えた大牟田で最
後まで採炭が行われた所です。採掘された石炭は
専用線で大牟田駅まで運ばれましたが、牽引して
いた電気機関車が保存・公開されているというこ
とで訪ねました。

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入口

保存車両は4両あります。写真上は15トン級の
B形5号。明治41年アメリカ製で、主に三池港
駅構内の車両入れ換えに用いられたもの。写真下
は20トン級B形1号。明治44年ドイツ製で、
貨物や工員輸送に活躍したとのこと。いずれも国
内最古級の電気機関車です。

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保存車両1
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保存車両2

写真上は20トン級B形5号。上記B形1号を元
に大正4年に三菱造船・日本車両で製造された国
産初期の電気機関車です。写真下は45トン級B
−B形17号。昭和11年に東芝で製造され、閉
山まで活躍したとのことです。

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保存車両3
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保存車両4

事務所に申し出れば、車内の見学もできます(料
金500円)外観と同じく、内部もキレイに整備
されています。

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車内

このほか、炭鉱に関わる遺構を解説付きで見学で
きました。写真は坑内への人の移動に使われた人
車。車両の移動に使われたウインチなども残され
ていました。

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炭鉱用人車

レンタサイクルを利用したので、市内にある三井
化学の専用線を合わせて訪ねました。保存車両と
同じタイプの車両が現役で頑張っていました。
2020年に廃止となりましたが、これら車両が
どうなるのか、気になる所です。

アクセス:JR鹿児島線・西日本鉄道大牟田駅より、
  西鉄バス2系統荒尾駅前行きで三川町一丁目下車。
     徒歩3分。または、レンタサイクルで15分。
公開日時:土休日9:30〜17:00
     (冬季は〜16:30)年末年始は休み。
     ※HPにて確認のこと。
料金  :無料
     ※保存車両の車内見学は500円
満足度:★★★(機関車ファンは+★)
(2017年11月訪問)

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三井化学専用線(2017年)

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