くりでんミュージアム

鉄道施設めぐり、宮城県のくりでんミュージアムです。

くりでんミュージアムは、栗原電鉄からくりはら田
園鉄道を経て、廃止となった路線に関する博物館で
す。旧若林駅に隣接する車庫を利用しており東北線
の石越駅からバスで10分ほどの所にあります。
入口を入ると、駅名標が並べられており、かつての
路線を偲ぶことができます。

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駅名標

展示のメインは車庫です。車両のメンテナンスを行
う機材がそのまま残されており、作業の様子を学ぶ
ことができます。建物自体も木造の古いもので見ど
ころと言えるでしょう。

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車庫

車庫内には車両を2両保存。こちらは名鉄より譲渡
されたKD10形。富士重工製でラッシュ時に2両
編成で運用されましたが、乗客減少により出番がな
くなったようです。車内も公開されています。

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KD10形
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同車内

自社発注のKD95形。第三セクターでよく見られ
る車体です。運転台の前に画像投影装置が付けられ、
運転シミュレーターとしても利用されています。

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KD95形

こちらは木造貨車です。西武鉄道から譲渡されたも
のですが、引退後足回りを外して倉庫として利用され
ていたそうです。キチンと屋根がつけられました。

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木造貨車

車庫を出て、新しい建物の展示コーナーへ。歴史年表
や縁の品が展示されています。
写真下は歴史を解説するパネルです。

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展示室
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歴史を示すパネル

写真上はタブレット閉塞器。石越と若柳の間で1編成し
か走れないので制御を行いました。
写真下は歴史パネルの下にあるジオラマ。沿線風景が
再現されていました。

アクセス:JR東北線石越駅または東北新幹線くりこま高原駅
     より栗原市民バスで若柳中町下車、徒歩5分。
開館日時:10:00〜17:00(入館は16:00まで)
     火曜および年末年始休館
入館料 :高校生以上 500円、小中学生 300円
     運転シミュレーター 300円
満足度:★★★★(2017年8月訪問)

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タブレット閉塞器
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ジオラマ

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