北海道鉄道技術館は、JR北海道の苗穂工場内にあ る展示施設です。月2回の公開日のほか、苗穂工場 の一般公開日に見学できます。苗穂駅から徒歩15 分と、やや距離があります。工場受付で入場手続き をして工場内に入ります。
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建物入口
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入口には2両の車両の先頭部が置かれています。一 つは国鉄時代の特急車、キハ82系です。もう一つ がアルファコンチネンタルエクスプレス。リゾート 列車の草分けです。急行用のキハ56系を当工場で 改造しました。評判となったため、各地で同様の改 造車両が登場し、苗穂工場も協力したとのことです。
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キハ82系
アルファコンチネンタルエクスプレス
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アルファコンチネンタルエクスプレス以降に登場し た歴代リゾート列車の展示もありました。その横に は鉄道模型のジオラマ展示コーナーがあり、子供た ちの人気を集めていました。 |
歴代リゾート列車展示
ジオラマ展示
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北海道に行く列車といえば、寝台特急「北斗星」と 急行「はまなす」があり、両者を記念するコーナー が設けられていました。各車に取り付けられたエン ブレムがちゃんと残されているのはありがたいです。 |
寝台列車コーナー
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以前、工場公開の際に見学しましたが、その後設け られたのが、711系と旭山動物園号の展示コーナ ー。前者は国鉄時代から活躍した電車で、運転台や 座席、行先表示幕を展示。後者は現在も運行されて おり、車体のデザインを再現しています。 |
711系
旭山動物園号
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2階には工場の歴史や、工場で製造・復元された SLに関する資料が展示されています。1階に比べ て地味なものですが、貴重な資料と言えます。 |
工場の歴史
SL製造、復元
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夏季は入口付近にC62の保存車が展示されています が、訪問時(冬季)はなし。ただし、技術館の苗穂駅 寄りに保存車両があり、駐車スペースとして立ち入り 可能なので、車両を見学してきました。写真上が D51形蒸気機関車。下がキハニ5000。後者は 鉄道省が作ったの内燃動力による車両で、ガソリン エンジンを搭載。車体に比べてエンジンが非力なた め、性能は悪かったようですが、ディーゼルカーの 先駆けとなった貴重な車両です。
アクセス:JR函館線苗穂駅より徒歩15分。 開館日時:第二・四土曜の13:30〜16:00 ※都合により、臨時休館あり 料金:無料 満足度:★★★★ (2021年11月訪問) |
D51
キハニ5000
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