軽便鉄道博物館 探訪記

鉄道関連施設めぐり、三重県の軽便鉄道博物館です。

軽便鉄道博物館は、三岐鉄道阿下喜駅脇に設けられた
施設です。車庫を兼ねた建物内に保存車両が1両、
壁面に資料があり、公開日に車両が引き出され、中が
見学できます。

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外観

展示の目玉、モ226号電車。前身となった三重交通
時代の車両で、近鉄傘下となり新しい車両が導入される
際、廃車となる予定だったのですが、地元の役場の方の
意見で、長島にて保存。その後、縁の地である当地に
戻され、修復を経て公開に至っています。

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モ226号電車

車体は木製で、昔の電車の雰囲気が漂います。軽便
サイズなので車体は小さく、車内で人がすれ違うのが
やっとという状態です。

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車内

他に、運転台を含めた先頭部があって、記念撮影が
できます。写真下はミニ電車。車庫と転車台を結ぶ
線路を取り囲む形でループ線が設けられ、公開日に
運行されます。人が乗れるサイズで、親子連れに
人気でした。

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先頭部
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ミニ電車

転車台は軽便サイズなので小さく、人力で動かす
タイプ。とはいえ、今も残るのは少なく、貴重な物
と言えましょう。こちらは公開日以外でも見ること
ができます。

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転車台

車庫内の展示資料。北勢線の歴史を示す写真や、
駅名標、資料などが展示されています。キチンと
した形で残されていることは、ありがたいです。

アクセス:三岐鉄道阿下喜駅よりすぐ
開館時間:毎月第1・3日曜10:00〜16:00
入場料:無料
満足度 :★★★
(2014年4月訪問)

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資料展示

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