井笠鉄道記念館

鉄道施設めぐり、岡山県の井笠鉄道記念館です。

井笠鉄道記念館は、井原と笠岡を結んでいた井笠鉄道
に関する資料を集めた施設です。路線廃止後、新山駅
の駅舎を活かす形で造られました。久しぶりの訪問で
したが、外観に変化はありません。

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建物外観

当初はバス会社として存続した井笠鉄道による運営で
したが、同社の経営悪化に伴い、笠岡市が運営を引き
継いでいます。展示自体はさほど変わらず、歴史を示
す資料や運行の記録などが残されています。
写真は内部の様子。正面が出札窓口です。

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出札窓口

写真上がタブレットの閉塞器。単線での運行制御で
用いられました。写真下が会社縁の品々。車両の模型な
どもありました。

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タブレットの閉塞器
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展示品

前回訪問から変わったのが、保存車両。塗装の塗りな
おしが行われ、キレイになっていました。写真は1号
機関車。軽便鉄道ですので、小型サイズですが、ドイ
ツのコッペル社製という由緒正しいものです。

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1号機関車

ホハ1号は大正2年製。長さ9m弱という小さな車両で
車内に入ると、向かいの人と膝がくっつきそうなほどの
幅です。車内には古い写真が飾られており、往時の
雰囲気が偲ばれます。

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ホハ1号車両
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車内

ホワフ1号は、大正3年製の有蓋貨車。こちらも長さ6m
と小ぶりなものです。古さは否めませんが、これだけ
古い車両が原型を保っていることは素晴らしいと思い
ます。

アクセス:JR山陽線笠岡駅または井原鉄道小田駅より
      井笠バス笠岡−矢掛線で新山下車、徒歩10分。
開館時間:9:00〜17:00
     月曜(祝日の場合は翌日)および年末年始休館
入場料:無料
満足度:★★★★
(2021年7月訪問)

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ホワフ1号

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