有田川鉄道公園/鉄道交流館

鉄道関連施設めぐり、和歌山県の有田川鉄道公園です。

有田川鉄道公園は、廃止となった有田鉄道の終点だった
金屋口駅の構内設備を活かして設けられた施設です。
入口では、蒸気機関車D51が展示されています。この
車両は、当初紀勢線の藤並駅近くに保存されていたもの
です。

ARIDAG01.JPG
入口(D51)
入口からしばらく進んだ所、旧金屋口駅から西側に、有田川
鉄道交流館という建物が作られています。内部には有田鉄道
に関連する資料が展示されています。

ARIDAG02.JPG
有田川鉄道交流館
ARIDAG09.JPG
交流館内部

館内のもう一つの目玉が模型レイアウト。有料で運転操作
ができます。

ARIDAG10.JPG
模型レイアウト

屋外には、保存車両が展示されています。写真は58003
号ディーゼルカー。名前の通り、国鉄のキハ58形をモデル
に富士急行が作った車両です。その後、有田鉄道に譲渡され、
長らく主力として活躍しました。

ARIDAG03.JPG
58003号

こちらは、ハイモ180。当初樽見鉄道で運行されたいわゆる
レールバスです。その後、有田鉄道に譲渡され、上記
58003号の後継として、路線廃止まで活躍しました。
こちらも動態保存されています。

ARIDAG06.JPG
ハイモ180

DB107号ディーゼル機関車は、三菱石油水島の専用線で
使われていた車両。かつて有田鉄道が所有していたディーゼル
機関車DB20と形が似ていることから、同車両と同じ塗装を
施し再現したものです。
後の木造貨車は、元蒲原鉄道のト1号。
その後には、元国鉄の車掌車などがあります。

ARIDAG05.JPG
DB107と貨車

こちらは、北条鉄道から紀州鉄道に譲渡された車両。
ハイモ180と同じく富士重工製ですが、紀州鉄道を
引退後、こちらで保存されています。訪問日は運転
体験用車両として構内を往復していました。

ARIDAG04.JPG
キハ605号
この他、アトラクションとしてミニSLの運行があります。
また、かつてのヘッドマークなども展示されていました。


アクセス:紀勢駅藤並駅より、有田鉄道バスで約12分、
     こころの医療センター前下車すぐ。
公開日時:10:00〜17:00
     水・木曜、年末年始休館
入館料:高校生以上200円、小中学生100円
     ジオラマ利用料は別途
満足度:★★★
訪問日:2021年7月(館内写真は2010年10月)
ARIDAG07.JPG
ミニSL
ARIDAG08.JPG
ヘッドマーク

博物館・資料館一覧へ戻る   トップへ戻る