思い出のJR日高線

JR北海道の日高線の鵡川−様似間が2021年3月
31日をもって、部分廃止となりました。訪問時の想い出を綴ります。

日高線は苫小牧と様似を結ぶ路線ですが、2017年
1月に爆弾低気圧の影響で路盤が損傷し、その後の台
風等で被害が拡大。長らく苫小牧−鵡川間の運行とな
っていました。
今回の廃止区間で写真の残る訪問は3回あり、初回は
2007年7月。全線乗り通して、襟裳岬を訪ねまし
富内線が分岐していた駅です。

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鵡川駅
日高門別までは比較的被害が少なく、ここまで運行を
継続して欲しいとの要望もありましたが、新たに折り
返しの仕組みを設けるのに費用がかかるということで、
断念されたとのことです。
沿線ではサラブレッドの育成が盛んで、車窓から牧場
の様子が楽しめました。
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日高門別駅

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牧場風景(荻伏付近)
終点の様似は襟裳岬の玄関口で、窓口ではJRバスの
乗車券の販売が行われていました。この先、広尾線に
つなぐ構想でしたが、結局未完に終わりました。
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様似駅

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同駅での待機する列車
続いて訪ねたのが2011年5月。この時はレンタカ
ーで木造駅舎を訪ねました。
本桐は様似手前の最後の交換駅で、この先で列車同士
がすれ違えないため、よく交換が行われていました。
小ぶりながら木造駅舎が残っていました。
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本桐駅
浦河も拠点駅の一つ。小さな駅舎ですが、駅員が常駐
して窓口業務が行われていました。ホームの壁に地元
の高校生が描いた絵が展示されていたのも、印象深い
です。
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浦河駅
最後に訪ねたのは2017年の6月。路線は不通とな
っていましたが、未訪問の駅舎を訪ねました。写真は
静内駅で、駅前に停まっているのが代行バスです。
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静内駅
被害の大きかった大狩部付近。海岸線近くの地盤が流
出し、線路が宙ぶらりんになっていました。修復の上、
今後の対策を講じるとなると多額の費用がかかるのが
実感できました。長い期間の運行、お疲れ様でした。
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大狩部駅付近

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