思い出のJR江差線

JR北海道の江差線(木古内−江差間)が2014年
5月11日で廃止となります。訪問時の想い出を綴ります。

訪問は2000年、2007年、2011年の3回。
ただし、初回は乗りつぶしのためで、陽が暮れかけて
いたのであまり印象がありません。
木古内の次が渡島鶴岡駅。片面ホームからやや離れた
所に待合室が置かれていました。近くに小学校があり
ましたが、廃校となったそうです。

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渡島鶴岡駅

吉堀駅も片面ホーム。待合室は車掌車の車体を流用し
たもので、北海道でよく見られます。
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吉堀駅
神明駅も片面ホームで、隣接して待合室があります。
渡島鶴岡より年季が入った、風格のある建物です。
車両はキハ40形ディーゼルカー。
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神明駅

湯ノ岱は、駅舎と島式ホームを備えます。木古内から
先で、唯一列車交換ができ、運行管理のため職員が
常駐していました。名前の通り、近くに温泉もあって
その利用もありました。

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湯ノ岱駅

天ノ川は、駅名標がそれらしく見えますが、線路沿い
にある建造物で、駅ではありません。路線の利用促進
として、沿線の川にちなんで地元の方が作ったもの。
敷地を会場にイベントなども行われたようです。
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天ノ川(駅)
宮越駅は片面ホームで、神明駅と同じような待合室が
置かれているスタイルです。
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宮越駅
桂岡、中須田共に片面ホーム。吉堀と同じく、待合室
は車掌車の車体を流用したものでした。
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桂岡駅
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中須田駅
上ノ国駅は町の玄関口で、周囲は人家が多いです。駅舎は
商工会が入る立派な建物で、右手に駅の入口があります。
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上ノ国駅
終点の江差駅。コンクリート平屋建ての立派な駅舎です
が、ホームは片面のシンプルな構成。みどりの窓口が
あって、駅員が常駐していました。港のある町の中心部は
やや離れていて、徒歩15分ほど。


かつて、木古内から松前に至る松前線があって木古内か
ら先の利用者数では、松前線の方が上だったのですが、
五稜郭−木古内が江差線だったので、こちらが廃止を
免れた経緯があります。その意味で、少ない利用者なが
らよく持った、という印象です。木古内までの存続区間
も、北海道新幹線開業でどうなるか気になる所。
長らくの運行、お疲れ様でした。
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江差駅

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停車する列車

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